2ちゃんねる、および管理人(西村博之氏)に対する訴訟

生命保険会社書き込み削除請求

2000年、名誉を傷つけられたとの大手生保の訴えを受け、東京地裁が管理人に問題の書き込みの削除を命ずる仮処分の決定を下した。 これに従い問題の書き込みを削除したが、判決の約1ヵ月後には「削除したものを公開していますー。」として、これらの書き込みを画像として読み込んだデータを公開。

病院名誉毀損判決

2002年6月判決。ある動物病院が、同掲示板の書き込みにより名誉を傷つけられたとして、管理人に損害賠償を求めた訴訟について、 東京地方裁判所は西村博之氏の責任を認め、書き込みの削除と400万円の賠償を命じた。2005年10月7日、最高裁が上告を棄却し、確定。

女性誹謗中傷事件

2003年6月25日判決。ある女性が掲示板に容姿や異性関係について侮辱的表現を書き込まれたとして、管理人を相手どり起こした裁判。 管理人に対して100万円の損害賠償と、名誉毀損発言の削除を命じた。

大手企業の代表名誉毀損事件

2003年7月7日判決。2ちゃんねるの掲示板において、大手企業の代表者家政婦として愛人を募集したという記載にはじまる多数の女性問題に関する書き込みをし、 社会的評価をいちじるしく低下させられたと、当該発言の削除と、会社、代表者に対し、各300万円、100万円の損害賠償を請求。

メルマガ名誉毀損事件

2003年9月3日。2ちゃんねるのメールマガジンで名誉を傷つけられたとして、大手企業が管理人のひろゆき氏に対し、 1億円の損害賠償を求めた訴訟の判決が東京地裁であり、裁判長はひろゆき氏に対し、700万円の支払いを命じた。

漫画家の「対談記事転載差し止め事件

2004年3月11日判決。「読者との対談記事を勝手に書き込まれた上、著作権侵害による過去ログ削除を要求したのに実行されない」として漫画家と出版社が提訴。 東京高等裁判所は請求棄却の一審判決を破棄し、内容の非公開化と120万円の賠償を管理人に命令した。

米国人作家訴訟

2006年1月。2ちゃんねるの匿名利用者が、米国人作家である原告名義で偽りのコメントを載せたことにより、意図的に名誉を棄損したとして起こした訴訟。 当該コメントの削除および、損害賠償110万円を請求した。

レコード会社脅迫犯追送検

2006年1月20日。レコード会社脅迫事件(2ちゃんねるに同社を標的とした殺人予告を書き込んだ)で逮捕、起訴された男が、同社の社長の名前を挙げ 「同社幹部が暴力団とも深くつながりがあるのは間違いない」などと書き込んだとして、名誉毀損で追送検。

女子スポーツ選手名誉毀損事件

2006年10月25日判決。女子スポーツ選手が2ちゃん上の書き込みに対し名誉毀損などを訴え、管理人に100万円の損害賠償などを求めた裁判。原告の全面勝訴。

スーフリ報道判決

2006年11月。“スーパーフリーのメンバーだった”と書き立てられた事で退職を余儀なくされたとして、ある男性が2ちゃんねる及びサイバッチ、 「噂の眞相」を名誉毀損で提訴した裁判で、東京地裁は訴えを認めて被告各者に総額600万円余りの賠償を命令。 2ちゃんねるに対しては過去ログの削除と書き込んだ者に関する情報開示を命じた。

ひろゆきVS切込隊長裁判

2ちゃんのハンドルネーム「切込隊長」(東京都の会社役員、2ch元副管理人)が原告となり、2ちゃんねるの管理人西村博之氏を被告として、 損害賠償等を求めた、長期戦となる東京地裁での裁判。

2007年1月12日、「2ちゃんねるのドメイン(2ch.net)」を含む西村の財産仮差し押さえの申請。めずらしく西村氏も出廷し、6回にわたる口頭弁論が繰り広げられる。

2008年2月18日判決。80万円の損害賠償(請求額は200万円)と、書き込みの一部を削除するように命じる内容に対し、西村氏は控訴。

格闘技団体名誉毀損事件

2008年11月19日判決。格闘技団体の理事長が名誉毀損を訴え、管理人に330万円の損害賠償などを求めた裁判。

情報サービス社長・逆転反訴事件

2009年。掲示板で名誉を傷つけられたとして、情報処理サービス会社社長が管理人に110万円の損害賠償などを求めた訴訟。 これに対して西村氏は、原告ブログ上に記載された管理人の容姿に関する書き込みによって名誉を傷付けられたとして反訴し、慰謝料を受けている。

新潟弁護士 2ちゃんから損害賠償を回収

2010年。ある名誉毀損事件の賠償金(ほとんどが未払い)の一部を、出版社の印税を差し押さえることによって回収した、損害賠償回収のめずらしい事例。

投稿者、およびプロバイダーに対する訴訟

人材派遣会社裁判

2002年4月。人材派遣会社が2ちゃんねる掲示板で同社の労働条件などを非難した人物について、Webサイトを提供したレンタルサーバー会社と、 発信者が利用したインターネットアクセスプロバイダー(経由プロバイダー)に対して、発信者情報の請求を求めて提訴した。 判決では、レンタルサーバー会社に情報開示が認められたが、経由プロバイダーについては特定電気通信役務提供者に当たらないとして請求は棄却。
これに関連して、人材派遣会社の代理人である弁護士が2ちゃん上で“DQN弁護士”などと誹謗中傷され、弁護士が発信者情報開示を請求した裁判では、 経由プロバイダー側に対する情報開示も認容された。
※プロバイダー:So-net、DDIポケット レンタルサーバー:ゼロ

元社員による「不当解雇」中傷事件

2002年9月2日判決。ちくり裏事情板に「不当解雇」としてスレを立て、解雇された会社に対して中傷する書き込みを行ったとして、その会社より賠償請求の訴訟を起こされた。 裁判所は請求を認め、スレを立てた本人に対して100万円を会社に支払うという判決を出した。(別途、原告従業員2名に対してそれぞれ30万円ずつを請求)

学校理事長中傷事件

2008年6月一審。神奈川県の学校法人理事長が2ちゃんねるに本人を中傷する書き込みをされたとして、プロバイダーのKDDI(東京)に、 権利侵害と情報開示、賠償を訴え東京地裁に訴えを起こした。
※プロバイダー:KDDI

芸人中傷被害事件

2008年9月~2009年1月。この年、犯人19人が次々と検挙された。 同事件は、1999年に起きた女子高生コンクリート詰め殺人事件の犯人だと2ちゃんねる掲示板ででっち上げられ、個人への誹謗中傷、脅迫などが相次いだことを発端とする。 長期にわたって自身のブログなどで汚名を晴らそうと努めるも中傷はやまず、2008年8月、ついに刑事告訴。

ドール部品メーカー誹謗中傷事件

2009年12月~2010年7月にかけて発生。 ドール部品の製作会社に対して、約150通の嫌がらせメールや販売サイトへの虚偽注文が発生。それと同時に、2chに同社の専用スレッドが立ち、誹謗中傷の投稿が相次いだ。 ネット中傷は過熱の一途をたどったため、警察に被害届を提出。告訴。

悪質書込犯名誉毀損判決

2010年10月19日判決。2ちゃんねる掲示板で名誉毀損、誹謗中傷の書き込み繰り返したことを原因とする損害賠償請求訴訟。 裁判官は原告の訴えを全面的に認め、被告に55万円の支払いを命じた。被告は原告に対してだけでなく、日常的に悪質な書き込みを繰り返していた。 原告と被告は約6年前、ネットオークション上で知り合った。

大学教授名誉毀損事件

2010年7月23日発生。10月22日公判。7月11日投開票の参院選比例代表に「たちあがれ日本」から立候補し落選した大学教授を インターネット掲示板「2ちゃんねる」で、計33回にわたって誹謗中傷する書き込みをしたとして警視庁小岩署は、名誉毀損の疑いで、 大学4年生を逮捕。 ※被害者が警察に告訴した刑事事件。

女性タレント 匿名犯の名誉毀損成立裁判

2011年5月29日報。女性タレントが2ちゃんねるの書き込みで誹謗中傷を受けたとして、プロバイダーに発信者情報開示を求めるとともに匿名犯に対して名誉毀損で訴える裁判を起こした。勝訴。

病院の情報開示

2012年4月1日報。ある病院が、誹謗中傷の書き込みをした投稿者について情報の開示を求める訴訟を富山地裁に起こした。
※プロバイダー:NTTコミュニケーションズ

「リンク」で名誉毀損事件

2012年4月18日控訴審。2ちゃんねる「○○とセクハラ」スレッドに貼られたリンクによって名誉を傷つけられたとして、東京都内の男性がプロバイダーに対して、リンクを貼った人の発信者情報の開示を求めた訴訟。
http://2ch対策.net/case/link.html

美容外科医名誉毀損事件

2012年7月17日判決。美容外科医が、同業の男性医師に2ちゃんねるに悪口を書き込まれ、 名誉を傷つけられたとして、男性医師に計1100万円の損害賠償を求めた訴訟。

お笑いタレント訴状公開事件

2012年10月31日。お笑い芸人に乱暴されたとする告訴状を2ちゃんねるに掲載したなどとして、 名誉毀損罪に問われた女性の公判。裁判官は「合意のあった行為で告訴内容は虚偽。名誉を大きく傷つけた」として懲役1年2月、 執行猶予3年(求刑懲役1年2月)を言い渡した。

大学教授による中傷事件

2013年1月公表。中部地方の大学が、同大の男性教授が2ちゃんねるに「同大を中傷する書き込みをしていた」と発表。 組織内のパワハラ、理事長による不正経理が行われているなど書き込んでいた。前年10月、運営会社に対し、書き込んだ人物の情報開示をも求める仮処分を東京地裁が決定し、 同教授による書き込みが判明したという。

2ch(2ちゃんねる)の誹謗中傷裁判一覧まとめ(WEB広報)